「アメイジング・グレイス」という歌が実は賛美歌であったということを前回述べたが、この曲の他にも、日本人に広く知られた歌で「実は賛美歌であった」という歌は少なからず存在する。例えば、甲子園や大相撲の表彰式とかで流されるこの曲もそうである。この曲は賛美歌130番「よろこべや、たたえよや」として収められ、一般的にキリストの教会で歌われている。少し前にNHKか何かの放送でこの曲が演奏されていた際、一緒に観ていた子供に「この曲は実は賛美歌なんだよ」と教えたら、えー、嘘だ、信じられないと言っていた。これほど日本人に浸透した曲が賛美歌であるとは、子供といえども信じられないのかもしれない。

 また、あまりにも有名なこの曲もそうである。この曲はアメリカの南北戦争時に北軍の行軍曲として作曲され、後に賛美歌となって広く歌われるようになった。日本ではヨド○シカメラのCMソングか「おたまじゃくしは蛙の子」の歌として有名だが、実は聖歌687番としてキリストの教会で歌われている。

 さらに、クリスマスソングとして定番の「きよしこの夜」が賛美歌(賛美歌109番)であることもあまり知られていない。クリスマスに教会に来て、この歌が賛美歌として歌われるのを聞いて初めて知ったという人も少なくないと思われる。また、卒業式で定番の「ほたるの光」も、知る人ぞ知る隠れた賛美歌(賛美歌370番)である。

 話はそれるが、去年放送されたテレビドラマで「イノセント・ラヴ」というのがあったそうだ。「そうだ」と言うのは漏れは観ていないからだが、そのドラマの中で、堀北真希演じる主人公が恋人の家の前にオルゴールを置いてくるシーンがあるそうだ。そのオルゴールが奏でるのが「いつくしみふかき」という賛美歌なのだが、その曲が賛美歌であるという事実も結構知られていない。なお、この賛美歌が作曲された背景も、「アメイジング・グレイス」が作曲された背景に勝るとも劣らぬ内容で実にドラマチックである。近いうちにその辺についてもぜひご紹介したいと思っている。

(続く)

(ブログランキングにご協力お願いいたします。↓)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

Column "Hitorigoto"

Vol.24 「アメイジング・グレイス」という歌の話 Part2